雑誌『an・an』(マガジンハウス)には、作家の林真理子さんによるエッセイ『美女入門』という連載があります。2017年11月22日号の「爪先は盲点…」には、林さんのうっかりエピソードが書かれていました。
林さんは、あるお金持ちの家に遊びに行くことになりました。これまで靴で失敗してきた林さんは、今回は買ったばかりのブランド靴を履いていきます。
しかし、玄関で靴を脱ぎ床を歩いていたところ、自分の足元を見て驚いてしまいます。その日、林さんはタイツを履いており、タイツには白いゴミが沢山ついていたのです。
靴までは注意したが、タイツの爪先までは気がまわらなかった。それでこのありさまである。
こんなふうに、見えない(見せない)つもりでいたのに見られてしまった…という経験はありませんか?
仕事の場合、周囲の状況を考えて動ける人は、「よく気がつく人だ」と周りから評価されます。反対に、注意や配慮ができなければ、周囲から「気が抜けた人だ」と思われてしまいます。
白い肌着がなく、ワイシャツの下にカラーTシャツを着た…
自分だけが使うデスクの引き出しが、グチャグチャになっている…
トイレのトイレットペーパーが切れていたが、そのままにした…
誰にも見られていないと思っても、誰かに見られているかもしれません。
「うっかり」に気づくには、失敗を経て自覚するか、誰かに指摘されるという方法があります。そして、他者の失敗から「自分も気をつけよう」と学ぶ方法があります。
年末が近づき、忘年会や新年会のシーズンがやってきます。座敷にあがることもあるでしょう。まずは林真理子さんを見習い、家を出る前に、靴下やタイツの指先に気をつけてみましょう。
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