2018年7月8日

学生向け◆人と話せば長所は見えてくる

日頃から自分が取り組んでいることの中には、「我流でやっていること」も多いでしょう。しかし、スキルの多くは、独学(自力)よりもプロから教えてもらう方が早く身につけられるものです。
とあるメイクアップアーティストの方は、「化粧の腕を上げるのは、プロのメイクレッスンを受けるのが一番いい」とおっしゃいます。雑誌を見ながらメイクの練習をするより、目の前でやり方を教わる方が、見違えるようにメイクが変わるのだそうです。

大学生向けに自己分析・自己理解の支援をしていても、同じことを感じます。
「自分一人で長所を考えても思い浮かばない」「自己PR文がうまく書けない」…そんな悩みをもつ学生は、沢山います。
大学や専門学校は、それぞれ学生向けに自己理解の支援を行っています。
講義形式で自己分析の方法を教えたり、自己分析ワークのプリントを提供したり、職業興味検査や性格検査などを行ったり……色々な方法があります。
もちろん、それらの方法には個々に高いメリットがありますし、それだけで自己分析ができる学生もいます。

しかし、学生の中には、「長所とそれに関するエピソードを書けといわれても、思いつかない」という方も少なくありません。初めて就職活動を行うにあたり、自己分析・自己理解が難しいと感じるのは当たり前のことです。

では、長所が履歴書に書けない(面接で話せない)人は、「何にもない人」なのでしょうか?

おそらく、多くのつまずきポイントは、「自分が人より優れていたコトはない」と、長所や強みにまつわるエピソードが思い浮かばないことだと思います。
でも、実際には誰にでも、長所とそれに関するエピソードはあるのです。1対1で話せば、きちんとエピソードは出てきます。

今まで人に褒められたことはありますか?
褒められたのは、どんな場面ですか?
失敗はどのように乗り越えてきましたか?
……きちんと会話で掘り下げていけば、誰にでも、自分らしい長所エピソードが出てきます。

自己分析の講義を受けたり、就職活動の本を読んだりしても「イマイチ自分のことがわからない」という方は、キャリアセンターやハローワークなどの職員に相談してみるといいと思います。もしキャリアセンターやハローワークには行きたくないという方は、身近な頼れる人に相談するのもいいでしょう。
人と話せば、必ず自己理解が深まります。

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