「そんな大金、貯められるわけがない!」と思う方は多いと思いますが、なぜ「老後に3000万円」といわれているのでしょうか?
総務省統計局の「家計調査年報」によると、高齢夫婦無職世帯(※1)の1ヶ月あたりの収支は、年金などによる収入が約21万円になっています。一方で、支出は約26.5万円です。つまり、1ヶ月で5.5万円の不足分が発生することになります。(※2)
※ 高齢夫婦無職世帯の家計収支(2016年) |
不足分を埋めるには、老後を20年と考えても1320万円が必要となります。
これに、介護費用、入院費用、自宅のリフォーム代などを加えると、「老後に必要なお金は3000万円」となるのです。
しかし、全ての人が3000万円を貯めておかなければいけないわけではありません。
この3000万円という金額はあくまで一般論です。住居費用や医療費など家計の事情は人(世帯)によって違ってくるので、ご自身にあった金額を考えていく必要があります。
20代の方でも50代の方でも、今後どんなライフイベントが起こるのか、何歳まで仕事が続けられるのか、何歳まで生きるのか…明確にわかる人はどこにもいません。
いつまでにいくら貯める必要があるのかは、常に見直さねばならないテーマなのです。
※1… 「高齢夫婦無職世帯」とは、夫65歳以上、妻60歳以上の夫婦のみの無職世帯を指します。
※2…総務省統計局「家計調査年報(家計収支編)平成28年(2016年)家計の概要」より引用。
http://www.stat.go.jp/data/kakei/2016np/gaikyo/index.htm
↓こちらもご覧ください。
人は何歳まで生きられるのか?【ブログ】
-----------
WORKMATE(ワークメイト)は、法人または個人向けにキャリアコンサルティングを実施しています。東海エリアでキャリアコンサルタントをお探しの方は、WORKMATEにご相談ください。