社会人向け◆転職で給与UPできる人の割合は？

転職を考えている方のうち、「給与が高いところへ転職したい」という方もいると思います。
それでは、実際に転職によって給与が上がっている人は、どれくらいいるのでしょうか？

平成26年の「転職入職者の賃金変動状況別割合」では、転職による給与の変化について、「増加」「変わらない」「減少した」の割合に大きな差はありません。（※1）

転職入職者の賃金変動状況別割合

増加した　　36.6％
変わらない　29.5％
減少した　　31.6％

「増加」が若干多いものの、およそ6割の人が「変わらない」「減少」となっています。
転職によって給与が上がるという人は、実はそんなに多くはないのです。

もっとも、転職を考えている方でも、「給与は下がってもいい」という方もいると思います。
平成26年の「転職入職者が前職を辞めた理由別割合」によると、退職理由が「給与等収入が少なかった」と答えた人は、男性が9.7％、女性が8.6％となっています。（※1）
給与が不満で退職する人は、男女ともに1割以下ということです。

「給与は1円でも多い方がいい」と思う方が大半だと思いますが、実際に転職する場合、転職理由も次の会社に求める条件も人それぞれです。
転職を考えている方は、自分が仕事に求めるものは何なのかをしっかり分析することが大切だと思います。

※1…厚生労働省「転職入職者の状況 平成26年雇用動向調査結果の概況」より引用。
http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/doukou/15-2/index.html

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